Pocket

企業の動画担当者でYouTubeを活用している方も多いと思います。そのYouTubeも日々進化しています。それは昨今取り上げられることが多いコンテンツのチェック体制はもちろんですが、取り扱える動画のタイプも同様です。新しい動画配信機能は知っていても、実際にはまだトライ出来ていない方も多いのでは無いでしょうか。そこで、今回はすでにご存知の機能かもしれませんが、2019年に是非試して頂きたいYouTubeの機能を改めてご紹介します。

1. 360度動画

YouTube 360ビデオでは、視聴者はあらゆる角度からコンテンツを視聴できます。マーケティング担当者として、このビデオフォーマットを利用すると、貴社のサービスや商品情報を効果的に発信することが可能になります。

たとえば、データセンター、生産ライン、または日常的なオフィスを360度で見学出来る動画は、貴社をよりわかり易く紹介できます。一部の不動産業者や建設会社では、360度のウォークスルー動画は既に一般的なものとして利用されています。

しかし360度動画は、まだ新しい試みとして十分な余地を残しています。360度カメラも安価なものが増えていますので、自社で機材を購入してテストしても良いですし、制作会社を活用してユニークなコンテンツを作ってみる良いチャンスでは無いでしょうか。

2. 上質な3D動画

2018年までのバーチャルリアリティはまだ実験段階にあったとも言えます。ただ現状ではかなり進化しているようです。3Dヘッドセットの価格も下がり、3D動画のフォーマットがオンラインでより標準化されるようになるにつれて、コンテンツを3次元にすることはかなり身近になって来ました。

ただその一方で安易に3D 動画を作っても、おもちゃのように見えるコンテンツになってしまう危険性があります。言い換えれば、3Dを使用することが目的になってしまうことです。そうならないためには、3Dでは通常の2Dでは表現できない製品の側面を強調するべきです。そのためにはツール(3D技術)よりもコンテンツにフォーカスした3D動画にすべきです。たとえば、アニメーション制作者と協力して視聴者が動画内に注釈を入れるなど、コンテンツに深みを出すために3Dを使用することで、ユーザーの興味関心を引きつける事ができます。

3. 高画質・高解像度動画

360度フル3Dまたは3Dフォーマットでの撮影は、経済的または物理的に制約がある場合がありますが、高画質動画は機材も良くなりそれほど抵抗なくトライ出来るものです。フルHDは今や縦横比とサイズの高解像度動画の標準となってきました。フルHDの解像度が無いと見栄えが悪くなる可能性がありますが、今や4K動画も特別なものではなくなってきています。4K動画はより鮮明でプロっぽくなおかつ現代的に見えます。5G通信回線が一般的なになる前に4Kコンテンツを揃えて置くことで他社と差別化をはかることも可能ではないでしょうか。

4. インフルエンサーを活用する

インフルエンサーを使ったマーケティングのハードルは社内調整である、という場合も多く、まだトライされていない企業もあると思います。しかし、最も効果的なYouTubeの戦術の一つとして、インフルエンサーは見逃せません。たとえば、ゲームスタジオやハイテク企業は、インフルエンサーを活用して自社のゲームをプレイしてもらったり、ハードウェアを使用してもらったり、あるいは商品が入った箱から出したり、ヘッドフォンのメーカーがスポンサーとしてインフルエンサーにヘッドフォンを無料で配ることでインフルエンサーにヘッドフォンを紹介してもらう等はよく知られています。他にもキャンベルのような食品ブランドが、自社の製品ラインナップと共通点がほとんどない、高品質に制作されたクリエイターの動画のシリーズをスポンサーしたりしています。

インフルエンサーの巨大オーディエンスに自社のブランドを浸透させるには上記のような方法は効果的です。インフルエンサーの言動を管理する事が難しければ、自分で編集した広告映像をインフルエンサーに提供したり、リンクして再生可能な商品概要の動画を同時に公開したりするなど、これまでと違った新しいマーケティングチャネルに変えることができます。

まとめ

動画の技術や手法は日々進化しています。情報として知っているつもりでも、実際に試してみると思わぬところでつまづいたり、失敗したりする事があります。ただ実際にアクションを起こした人やチームだけが得られる知識と経験は他社に真似されることなく、貴社のノウハウとして残ります。2019年はコレまで以上に「pivot to video(動画への転向)」が日本国内でも注目されることになると、容易に想像できます。2019年は、これまで試していなかった手法もどんどん取り入れた、新たな動画マーケティングが出てくることでしょう。

Pocket