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YouTubeの1日あたりの視聴時間が合計10億時間を突破しました。スマートフォンやPCでYouTubeにアクセスし、何かしらの動画を毎日必ず視聴するという人も多いのではないでしょうか。
では、なぜYouTubeはこんなに人気があるのでしょうか。
今回は驚異的な記録を打ち立てた「動画界の巨人」YouTubeの人気の秘密を解説します。

【目次】
1.1日10億時間という驚異の視聴時間を記録したYouTube
2.なぜYouTubeはこんなに人気なのか?
3.テレビ業界に参入!新サービス「YouTube TV」とは
4.生活の一部と化したYouTube

1日10億時間という驚異の視聴時間を記録したYouTube

1日10億時間といわれても、単位が大きすぎて、どれくらいすごい数字なのか想像もつかないという人も多いと思います。

1日10億時間という数字自体は、YouTubeで見ると、2012年の約10倍です。
Facebook動画の1日における視聴時間が1億時間。動画配信サービス大手のNetflixが1日1億1600万時間ですから、どれだけすごい数字と伸び率なのかがわかります。

また、年数で計算すると、10億時間は約10万年です。約10万年前というのは、ホモ・サピエンス(現代人)がアフリカ大陸を出て、世界各地に出ていった時代と考えられています。まさに、想像もつかないほど大量のユーザーが世界中で毎日YouTubeを活用しているということです。

なぜYouTubeはこんなに人気なのか?

全インターネット人口の約 3 分の1を占める 10 億人以上のユーザーが利用するYouTube。その人気の秘密に迫ります。

●コンテンツの数がテレビよりずっと多い
YouTubeは世界最大級の動画共有サイトであり、コンテンツ数の多さが人気理由の一つであることは間違いありません。クオリティの違いはありますが、テレビと比べてもコンテンツ数ははるかに多く、一説には約20億本の動画がアップされているといわれます。
検索すれば、自分の好きなジャンル、お気に入りの動画がきっと見つかることでしょう。気分転換や暇つぶし、情報収集や勉強など、好きな時間に何度でも見られるため、視聴時間が自然に増加するのも当然というわけです。

●スマホの普及で、手軽に視聴可能
スマホの普及によってYouTubeの動画は、お風呂の中や通勤途中など電波の届くところであれば、いつでもどこでも視聴可能になりました。2017年3月時点でYouTubeにおける視聴回数の半数以上を、スマホやタブレットなど携帯端末からの視聴が占めています。PCの前に座ることなく、気が向いたときに手軽に見られる点は視聴時間や視聴回数を伸ばす大きな要因になっています。

●徹底したユーザー優先主義
ユーザーが快適に動画を楽しめるように、YouTubeは徹底したユーザー優先主義を貫いています。
2017年3月時点で、88カ国以上でローカルバージョンを提供しており、インターネット人口の95%をカバーする76の言語で利用可能な環境を整えています。また、動画の字幕化を急ピッチで進めており、例えばスウェーデンでアップロードされた動画を、日本でも楽しめるような環境整備を行っています。言葉の壁を超えて楽しめる動画が増えれば、視聴時間はさらに増加するでしょう。

また、2018年にはスキップができない30秒広告を廃止する予定です。
YouTubeには開始5秒でスキップできる広告や、全体の尺が6秒以内というバンパー広告などさまざまなタイプの広告があります。
その中には強制的に30秒間視聴し続けなければならない動画広告があります。広告主にはメリットの多いタイプですが、30秒間の視聴を強いられるユーザーには当然不評です。その広告が原因でユーザーが離れてしまっては、これからのYouTubeの成長に悪影響を与えかねません。それが、スキップできない30秒広告廃止の理由といわれています。

●クリエイターへの投資を惜しまない姿勢
YouTubeに動画を投稿するクリエイターへの投資も人気の理由です。
YouTubeで生計を立てる「YouTuber」といわれる存在も続々と登場しています。
さらに、「YouTube Spaces」と呼ばれる動画制作施設をアメリカのニューヨークやイギリスのロンドン、ブラジルのサンパウロ、東京など世界の主要都市に開設し、クリエイターが優れたコンテンツを制作するサポートを行っています。

テレビ業界に参入!新サービス「YouTube TV」とは

最後にアメリカで2017年4月から始まった新サービス「YouTube TV」をご紹介します。テレビ業界に参入することで、さらにYouTubeが進化・拡大していくことでしょう。

YouTube TVは簡単に説明すると、スマホやタブレットでテレビが見放題になるオンラインサービスです。容量無制限のクラウドDVRを活用することで録画をして好きな番組を後で視聴することも可能です。
視聴できるのは3大ネットワークをはじめ、スポーツやエンターテインメントの専門チャンネルなど約40以上の放送局で、月額35ドル(約3850円)で家族6アカウントまで利用できます。

非常に魅力的なサービスですが、残念ながら視聴できるのは2017年4月時点でアメリカの主要都市のみとなっており、日本で導入されるかどうかは未定です。

生活の一部と化したYouTube

2005年にローンチされたYouTubeは、ユーザー優先主義の徹底とサービスの進化・拡大を間断なく推進することで圧倒的な支持を受け、ついに1日10億時間を超える視聴時間を記録しました。テレビ業界にも参入しており、もはや多くのユーザーにとって生活の一部になっているといえるでしょう。これからもYouTubeは、文字通り「目が離せない」存在へと成長していくのは確実です。

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