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8月30日に動画チャネル「Watch」を発表したFacebook。動画配信のプラットフォームとしてYouTubeを使っているB2B企業も多いとは思いますが、今後はFacebookもB2B動画のプラットフォームとして活用することができるようになりました。FacebookはB2C企業がファン形成のために利用しているケースが多く紹介されていますが、日本のFacebookユーザーの層をみると他のSNSに比べて年齢層も高く、ビジネスユーザーへの訴求に適していると考えられます。

これまではマーケティング理論の一つとして、ファネルでの購入フローをベースにユーザーと接触することを進めてきた方も多いのでは無いでしょうか。また、AIDMAやAISASなどの定番的なファネルから、もっと詳細に認知から購買までのそれぞれのステップに合わせた理論上のカスタマージャーニーに合わせた、アクションやコンテンツを提供してきた方も多いと思います。

しかし、ソーシャルマーケティングにおいてはユーザーの行動は一方通行では無いということがすでに知られて来ています。また、実際にB2Bで製品やサービスを導入する際のユーザーの行動は、商品の機能や仕様の検討だけではなく、納期、支払い方法、アフターサービス、提供企業の信用から社内に導入したときの社内業務フローなど検討事項は多岐に渡るため、全般的な満足度を知る為には既存ユーザーにヒアリングすることが大切になってきます。

B2B動画コンテンツを作成するためのヒアリング項目例:

■調査段階
 • この商品・サービスはどのようにして知りましたか?
 • ご自身で探された場合、どの様にして探されましたか?
■ 評価段階
 •弊社の商品・サービスをご検討から除外された場合、その理由は何でしょうか?
 •貴社が弊社の商品をご検討されることになった経緯ときっかけは何でしょうか?
 •そのきっかけは導入の決定に対してどような影響を与えましたか?
■決定段階
 •最終的な決定した理由は何でしょうか?
 •決定に際する社内承認を得るのにどのようなステップが必要でしたか?

FacebookでB2Bの動画マーケティングを積極的に行っている事例

freee株式会社

https://www.facebook.com/pg/freee.co.jp/videos/
クラウド型会計ソフトを提供するfreee株式会社。マニュアルや商品紹介の動画だけではなく、当該サービスの顧客である経理もしくは給与担当者に関心の高いマイナンバーについての動画コンテンツや、個人事業主ユーザー向けの確定申告方法についての動画コンテンツなど、ユーザーのニーズに合わせた動画コンテンツを提供しています。

オムロン株式会社

https://www.facebook.com/pg/omroncorp/videos/
産業向け制御機器やシステム、電子部品からヘルスケア製品等を展開するオムロン。製品の幅が広い事もありますが、Facebookのコンテンツも株主総会、展示会の出展案内、新商品の紹介、社内のハンドボール部の活用紹介まで幅広く紹介しています。企業としてファン形成のために、タイムラインのコンテンツに合わせて多くの動画コンテンツが投稿されています。

Content Marketing Institute

https://www.facebook.com/pg/ContentMarketingInstitute/videos/
Contents Marketing Institute(CMI、コンテンツ・マーケティング研究所)は、2007年コンテンツマーケティングのリーディングエバンジェリストであるJoe Pulizzi(ジョー・プリツィ氏)によって設立された、グローバルなコンテンツマーケティングの教育およびトレーニングを行う機関です。毎年開催されるコンテンツ・マーケティング・ワールドは、最新のコンテンツ・マーケティングの情報やネットワークを構築するイベントとなっています。ユーザーがイベントやトレースサービスに参加する為に必要な情報を実際の参加にアンケートを取ったり、ロビーでのヒアリングした情報を活用しています。

過去のイベント講演やセミナー動画、ライブ配信などをカテゴリ分けし、タイムラインからの誘導だけではなく、Facebookページをコンテンツとして配信する媒体として、有効に活用しています。YouTubeチャネルと引けをとらない数の動画がFacebookにも登録されており、レベルの高い情報発信を行っています。

まとめ

B2B企業のソーシャルマーケティング動画コンテンツでは、ユーザーの興味関心をいかに知るかということが大切です。サプライヤー側でニーズ想像するだけは、決してユーザーのすべての関心事にリーチすることが出来ません。ヒアリングをせずにコンテンツを作ってものユーザーにリーチせずに、せっかくの企画や努力も無駄になることもあります。SNSの特性を活用してユーザーアンケートを実施したり、「いいね」や「シェア」の数値を測定することによってB2BであってもB2C同様にユーザーと直接接点を増やすことが可能になります。ユーザーへのヒリングは実施しやすので、ユーザーの声を上手に活用して、ユーザーのニーズに合わせた動画コンテンツを提供しましょう。

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