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新規開拓の手法はいつもマーケティング担当者の悩みの種ですよね。広告やソーシャル投稿など自社からの情報発信でユーザーへのリーチを高める手法を常に考えているのではないでしょうか。その中でもファンや新規顧客の獲得、非認知層へリーチする施策として、懸賞キャンペーンを実施したことがある方も多いと思います。Twitterでは、ハッシュタグ+リツート(RT)+アカウントフォローの懸賞キャンペーンを目にすることが良くあると思います。また、懸賞の王道賞品といえば「ハワイ旅行」など、ベタな漫画のネタにもある程懸賞キャンペーンは定番の集客手法です。

一時期は懸賞目当てなアカウントばかりが増えて効果が見えにくかったのですが、SNSが発達した今の時代こそ見逃せない手法とも言えます。

そこでマーケティング担当者におすすめしたいのが、動画投稿キャンペーンです。普段ご自身で動画コンテストの企画・作成している中で、どうしても自社の商品やサービスの見せ方が偏りがちなることがあります。しかし、ユーザーに参加してもらう場面を提供することで、自分たちでは気が付かなかった商品やサービスの良さや使い方、またはブランドに対する捉え方や接し方が見えてくることがあります。ユーザー・ファーストのマーケティングには欠かせない情報を得ることが出来ます。

SNSを使った動画投稿懸賞キャンペーンのメリット

  1. ユーザーが自発的に貴社SNSアカウントをフォローする。
  2. 応募ユーザーのフォロワーに対して自動的に告知することが出来る。
  3. 応募投稿により、キャンペーン対象商品やサービスの言及が増え、SEO効果も狙える。
  4. 商品やサービスに対するユーザーのロイヤリティが高まる。
  5. 動画投稿という手間がかかる分、不正応募が防げる。

ただ、投稿型の懸賞キャンペーンを実施したいと思っても、「何から手を付ければ良いのか」「何に気をつければ良いのか」が分からなくて、困っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、動画投稿懸賞キャンペーンを実施する際に注意したい主なポイントをご紹介します。

動画投稿懸賞キャンペーンを実施する際に注意したい主要チェックポイント

企画

やはり企画は大切です。どんなユーザーを集めたいか、今回のキャンペーンで何が達成できれば成功なのかなど、キャンペーンの目的を明確にすることです。この作業によって、キャンペーンの規模が全く異なってきます。応募数、獲得コストなど、キャンペーンによって目標が異なると思いますが、必ず企画時に目標数値を明確にしましょう。

また、企画する上で気を付けたいのが、メディア(プラットホーム:Twitterやインスタグラム等)の規約です。動画コンテンツを投稿するプラットホームにより、細かな規定が有るので、それに沿った企画作りが必要となります。
■主なSNSメディアのキャンペーンガイドライン
インスタグラム プロモーションガイドライン
https://help.instagram.com/179379842258600
Facebook ページ、グループ、イベントに関するポリシー
https://www.facebook.com/policies/pages_groups_events/#
キャンペーンの実施についてのガイドライン
https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-contest-rules

個人情報漏洩

キャンペーンを実施しても収集した個人情報が漏洩しては、大問題になります。各社個人情報管理規定はあると思いますが、それを遵守するだけではなく、実際に運用する委託先やシステムにも細心の注意を払う必要があります。データの管理方法やアクセス手段なども、キャンペーン企画と同じく初期の段階から決めておく必要があります。

賞品

一般的にネットで懸賞キャンペーンを企画する場合、企業規模に応じた懸賞賞品が普通と考えられています。有名企業やナショナルブランドなどで、テレビや雑誌にも頻繁に広告を掲載している企業ならば、豪華賞品を揃えても違和感がありませんが、知名度の低いブランドがいきなり誰でも驚くような豪華すぎる賞品をプレゼントするとなると、ユーザーが不審に思うケースも出てきます。このような懸賞では一時的な個人情報を収集するためだけの、懸賞企画としてユーザーに捉えられる場合があります。

キャンペーンのターゲットに合わせて、ターゲットが欲しいと思う賞品を選定することが、適切なユーザーを集める為にも有効であるようです。

景品表示法

キャンペーンを行ったことのある方なら一度は聞いたことがある景品表示法。景品表示法は、正式には「不当景品類及び不当表示防止法」と言います。商品やサービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを規制し、提供する側がより良い商品やサービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守る為のものです。

キャンペーンに関わる景品表示法の景品規制には、「共同懸賞」、「一般懸賞」、「総付景品」があり、それぞれ提供できる景品類の限度額等があります。限度額を過大に超える提供を行った場合には、消費者庁より提供した事業者に対して、景品類の提供に関する事項を制限または景品類の提供を禁止される場合があるので注意が必要です。

消費者庁 景品に関するQ&A
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/faq/premium/
景品表示法関係ガイドライン等
http://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/guideline/

キャンペーン応募要項に記載する主な内容

キャンペーンページを作る際に必要な内容をまとめました。

  • キャンペーン企画の内容
  • 応募期間
  • 賞品名
  • 当選人数
  • 応募条件
  • 応募方法
  • 当選者の選定方法
  • 当選者への連絡方法
  • 応募方法
  • プライバシーポリシー
  • 利用規約
  • 当選が無効になる可能性についての言及

ユーザーが応募したくないサイトの例

ユーザーが懸賞やキャンペーンに応募したくないと感じるサイトの例です。全ての準備が整った後に、ユーザー目線でもう一度キャンペーンサイトを見直して見て下さい。

  • トップページがなく大手企業でもないのに、豪華企画をしている懸賞企画のみのサイト。
    ランディングページで全てを完結して、コンバージョンを高めようとすると他への導線を遮断しがちですが、トップページや会社概要ページなどのリンクはあった方がユーザーに安心感を与えます。
  • 住所・電話番号等記載もなく、所在がよくわからないようなサイト。
    こちらも同様で自分たちにとっては当たり前となっていることでも、初めて訪問したユーザーにとってはこの様な基本的な情報が無いのは、不安に感じます。
  • そのサイトには関係がないと思われるような必要以上の個人情報を求められるところ。
    個人情報管理の面からも、あまり必要ではない情報は取得しないほうが良いでしょう。ユーザーもあまり項目が多いと応募の障壁になります。

まとめ

自社の商品やサービスをユーザーが使っているところを見ると、担当者としては嬉しくなるものですよね。ユーザーによる動画投稿のキャンペーンでは、新たなユーザーへのリーチに加え、ユーザーと商品の接点を直に見ることが出来る手法としても有効だと考えます。スマートフォンで動画撮影から編集までが出来るようになり、ユーザー自身もSNSに動画投稿が増えている今だからこそ、動画投稿キャンペーンは活用できる手法だと考えます。

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