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学校関係者であれば、周知されている2018年問題。2018年問題は、18歳人口が2018年ごろから減り始め、多くの学校で定員割れが4割にのぼると言われています。学校も企業と同様にマーケティングの必要性が問われています。既に多くの学校において、問い合わせがあったら紙のパンフレットを送付するというような受け身の対応ではなく、生徒獲得を目的とした様々な取り組みが行われています。

その中でもインターネットの対応は必須。特にスマートフォン対応が欠かせません。今や20歳前後のスマートフォンの所有率は90%を越えると言われています。またその親御さんもスマートフォンでの情報収集は当たり前になっています。

そして、その情報収集の方法も変化があります。企業や学校からプッシュされる情報は素通りされ、Googleなど検索やFacebook・TwitterなどのSNSを使って、役立つ採用情報を積極的に自分で探し、見つけています。そして、有益な情報を友達と共有し合う「口コミ」現象が日々活発に行われています。そして多くのコンテンツの中で注目されやすいのが動画です。SNSのタイムラインに表示される動画は、例えプッシュ型であってもユーザーの目に留まる確率は高くなります。

オープンキャンパス、文化祭などのイベントや、学校施設などの風景等、その学校特有のコンテンツを紹介しながら、興味関心を引く動画を発信すれば、シェアされやすい情報となります。リアリティを感じる情報を発信することで、入学を検討している方やその親御さんへ情報を届けることが出来ます。

学校紹介動画を制作する際のポイント

  • モバイル対応
    上記にもある通り、今や情報収集の中心はモバイルです。以下の2つのポイントはモバイル対応に欠かせないいくつかの要素の中でも特に気をつけたい項目です。
    • 動画の長さは短めに
      モバイル対応として気をつける点としては、尺を短めにすること。具体的には10秒~1分程度のものが望ましいでしょう。最長でも5分以内に収めることが大切です。
    • 字幕をつける
      ユーザーが動画を見るのは、自宅とは限りません。電車の中など公共の場所かもしれません。無音でも動画の内容が理解できるよう、動画には字幕をつけましょう。
  • バーチャル体験をしてもらう
    文字や写真だけでは表現しにくい校風や理念も、講義や学内イベントの様子などを動画を通してリアルに伝えることで伝わりやすくなります。また授業中の様子や休み時間、部活の様子等を動画で表現することで、バーチャル体験が可能になります。
  • リアリティのある動画
    インパクトのある広告やドラマチックな動画は、見た目は良いのですが、入学を検討している方や親御さんが親近感を覚えるのは、むしろ実際の生徒や先生が出演するDIY的な要素があるリアリティのある動画です。

注目の学校紹介事例

北星学園余市高等学校

企画・制作:42期生徒会執行部

北星学園余市高等学校といえば、10年近く前にヤンキー先生こと義家弘介の母校として有名になった高校です。この学校はその一過性の話題にだけではなく、継続して学校や生徒の様子を発信し続けています。こちらの動画もその北星学園余市高校の生徒が制作した学校紹介ビデオです。生徒の視点で北星余市の魅力を紹介しています。

東京理科大学


この動画は、実際の卒業生の話をもとに制作されているそうです。大学が夢を追い求める場所であり、卒業後も大きな心の支えになっている大切な場所であることを表現している動画です。この動画は2014年度の大学紹介動画全8本の中の2本で、高いクオリティで作られています。この大学が動画でのプロモーションに力を入れていることがよく分かります。

岩手大学


岩手大学モノマネ同好会が大学を紹介する動画。アニメNARUTOの大蛇丸のモノマネをしながらキャンパスを走り抜け、岩手大学を紹介しています。この様な学生の自発的な発信を大学本部が情報を整理して発信する方法もあります。

共立女子学園


共立女子学園の新施設であるラーニング・コモンズの紹介です。この動画は、在学生に向けたもので、当該施設内のエリアとプロジェクト活動を紹介しています。学生をキャストに起用することによって、視聴者により親近感を与え、コモンズの使用用途などの様子を取り入れた動画です。

米国イェール大学


「That’s Why I Chose Yale」。
全米屈指の名門校、Yale大学(イェール大学)。再生回数は150万回を突破し、今ではイェール大学の公式ビデオとして紹介されています。学生自身が出演し、ミュージカル風に大学を紹介しています。真面目な学校説明会で、なにか質問はありませんかと聞かれると、そんな中ひとりの参加者が、「あなたはどうしてイェール大学を選んだの?」質問します。そこがキッカケとなり、歌いながら学校を紹介し始めます。

出演している生徒や卒業性達の歌のレベルの高さには感心させられるものがあります。映像のエンドロールには、名前と一緒に彼らの卒業年が表示され親近感を覚えます。

まとめ

今や学校事務も企業と同じくマーケティング力が求められる時代になってきています。様々な広報活動中で、自分たちに興味をもってくれる人から「見つけられる」ことが、いまの時代のコミュニケーションと言えるのでは無いでしょうか。学校内には自分たちで当たり前になっているけれども、外部にはまだまだ知られていないコンテンツが沢山あります。そのコンテンツを動画で早速活かしてみませんか。

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