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Periscope(ペリスコープ)は日本でも大人気のアプリであるツイッターが開発したライブ動画配信サービスです。
Periscopeを活用すれば、スマートフォン一つで自分からライブ配信したり、世界中のライブ配信を気軽に楽しんだりできます。また、視聴者がコメントもできるので、ツイッターのような緩いつながりのコミュニケーションを楽しむことができます。
今回はツイッターからリリースされたリアルタイム動画配信サービスPeriscopeの概要から、企業マーケティングでの活用事例までをご紹介します。

ツイッターで動画をライブ配信できる「Periscope」とは?

初めにPeriscopeのサービス概要とユニークな機能についてお伝えします。

Periscopeは動画をライブ配信するためのアプリで、ツイッター社が買収したことにより、日本でも広く普及することが予想されています。スマホにアプリをインストールするだけで、もともとスマホについているカメラを利用して配信できる点が便利です。また、配信しているライブ動画は、Periscope の公式サイトからPCでも閲覧できます。

Periscopeが注目されている理由は主に次の4つの機能です。

1. ツイッターとの連携

日本では約4000万人の月間アクティブユーザー数を誇るツイッター。Periscopeはツイッターが開発したアプリなので、ハッシュタグをツイッターと一緒に活用できて、ツイッターのタイムラインにも動画が流れます。そのため、特定のハッシュタグに興味のあるツイッターユーザーに動画を視聴してもらえる可能性が高くなります。

2. タテ型動画に対応

スマホは通常、タテ状態で操作を行うため、動画もタテ型が増えてきました。ツイッターと同じくSNSのInstagramストーリーズがその典型です。
Periscopeもタテ型動画に対応しているので、スマホでライブ配信する場合もタテ状態での操作が可能です。ユーザーにとっても、スマホの形状に合わせたタテ型動画のほうが視聴しやすく、人気です。

3.360度動画に対応

タテ型動画同様、360度動画も増えています。サムネイルに「LIVE 360」というバッジが付いているため、すぐにわかるでしょう。360度動画はスマホを動かせば、配信者の周り360度の様子を楽しむことができます。スポーツならプレイ画面はもちろん、配信者の裏側でプレイに歓喜する観客の様子まで視聴できます。

4.リアルタイムの配信・視聴が可能

リアルタイムで動画を配信し視聴できる点も注目される理由です。配信者は撮影した動画をアップロードする手間は必要ありません。テレビの生放送のようにリアルタイムで配信することができます。その配信に対して視聴者からコメントをもらうことや、逆にコメントすることも可能です。

ツイッターのアプリだけでライブ配信が可能に

アップデートされた最新機能によって、Periscopeのアプリをインストールしなくても、ツイッターアプリだけをインストールしておけば動画を配信できるようになりました。

これまでのPeriscopeはツイッターで動画を撮影すると、インストールされたPeriscopeアプリが立ち上がる仕組みで、あらかじめツイッターとPeriscope、どちらのアプリもスマホにインストールしておく必要がありました。

しかし、アプリのアップデート後は、ツイッターアプリだけでライブ配信ができます。
まずツイッターの公式画面上にある「ツイート作成アイコン」をタップし、次に「ライブ放送」アイコンをタップすると、カメラが起動します。撮影したい被写体にレンズを合わせ、「ライブ放送する」のタップで配信がスタートします。
Periscopeを立ち上げなくてもツイッターアプリのみでライブ配信が完結する点がポイントです。コメントもツイッターアプリだけで直接行うことができる上、動画の視聴に関してもツイッター・Periscopeの両方で配信されている動画を見ることができます。

Periscopeの活用方法を事例から学ぶ!

Periscopeはただライブ動画を配信して楽しいだけでなく、企業マーケティングにも利用価値のあるサービスです。最後にPeriscopeのマーケティングにおける活用事例をご紹介します。

●カルバン・クライン(Calvin Klein)
アメリカのファッションブランド「カルバン・クライン」は2016年3月、グローバル広告キャンペーンの撮影風景をPeriscopeで公開しました。広告に出演する一部タレントのインタビューも併せて配信されています。世界的に有名なファッションブランドとして、「デジタルマーケティングの先駆者でありたい」というカルバン・クラインの思いを強く感じさせる実験的な試みとして話題を呼びました。

●全米オープンテニス
Periscopeは全米オープンテニスのプロモーションにも活用されました。元男子プロテニス選手のアンディ・ロディック氏がツイッターアカウントから大会中にライブ配信を実施。その配信では元プロ選手ならではの解説や大会の裏話、さらにコメント機能を使ってファンからの質疑応答を行ったことで大いに盛り上がりました。

●日本での活用事例
日本でもPeriscopeの活用は増えつつあります。サッカーJリーグの「鹿島アントラーズ」では、新加入選手の発表記者会見やシーズンユニフォームのプレゼンテーションの際、Periscopeでライブ配信を行いました。クラブとファンの接点を増やすツールとしてPeriscopeが利用されています。

また、テレビドラマでも活用されています。フジテレビ系列のドラマ『好きな人がいること』の初回放送時には、テレビ放送とPeriscopeの同時放送が行われ、Periscopeでは同ドラマのスピンオフに出演していたキャストたちがドラマを見ながらトークするという配信が行われました。

マーケティングツールとしても強力なPeriscopeの魅力

スマホ一つで手軽にライブ配信できるPeriscopeですが、ツイッターがリリースしてからそれほど期間が経っていないこともあり、マーケティングツールとしての本格的な活用はこれからです。
競合の多いライブ配信ですが、Periscopeの強みは国内のユーザー数が他のSNSより多く、拡散性が非常に強いツイッターで視聴できることです。
マーケターの方は他社に先駆けてPeriscopeを取り入れ、マーケティングツールとしての活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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