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ライブ配信は動画トレンドの一つになっています。YouTubeやFacebook、Instagramなど人気のSNSでライブ配信機能の充実が進んでいます。
マーケティングでの動画活用を進めている企業の中には、ライブ配信の積極展開に乗り出すところも登場しています。
では、ライブ配信にはマーケティングでどのようなメリットがあるのでしょうか。
今回はライブ配信についてご紹介します。

【目次】
1. ライブ配信の基礎知識と主な活用シーン
2. ライブ配信のメリット
3. 主なライブ配信サイト
4. ライブ配信は、スマホ時代にピッタリの新サービス

ライブ配信の基礎知識と主な活用シーン

まず、ライブ配信の基礎知識と主な活用シーンをお伝えします。どのようなケースでライブ配信を活用するのが良いのでしょうか。

●ライブ配信とは
ライブ配信とは、簡単に言うと生放送のことで、ライブストリーミング(撮影や録音をしながら、同時に視聴者に対して再生・配信を行う方式)によるリアルタイムの動画配信サービスです。オンデマンド配信のように視聴者からの要求に応じて、あらかじめ撮影しておいた動画ファイルを配信するのとは異なり、撮影と同時にデータを変換して配信します。
テレビのように高額な撮影機材は必要なく、スマホやPCなどを使ってコンサートやスポーツイベントなどの臨場感を伝えられます。

●ライブ配信機能の主な活用シーン
・イベント
スポーツの試合や音楽コンサート、ファッションイベントなどの様子をリアルタイムに届けることができます。ライブ配信を活用することで、会場にいるような臨場感のある体験を多くの人に提供できるでしょう。

・企業の説明会
決算や新商品の発表、セミナーなどについてもライブ配信は便利です。例えば、国内・海外を問わず、会場に足を運べない遠方の人にも同じ内容をリアルタイムで届けられ、質疑応答にも参加が可能です。

・ライブコマース
著名人やネットで人気のインフルエンサーらがリアルタイムで商品を販促し、視聴者からの質問にタイムリーに回答するコミュニケーション型のショッピングツールとして、活用の場が広がっています。インフルエンサーらの生の言葉によって静止画像だけではわかりにくかった商品特徴や情報がしっかり伝わるので、商品の信頼性アップにも役立ちます。

・カスタマーサービス
商品やサービスの使い方など、テキストや画像だけではわかりにくかったことも、ライブ配信ならわかりやすく伝えられます。疑問点をその場で解決できるため、ユーザーの理解促進と納得感のアップにつながるでしょう。

・ゲーム実況
プレイヤーがゲームをしながら実況し、視聴者がコメントを残します。プレイヤーはリアルタイムにコメントを拾いながらゲームができるので、プレイヤーと視聴者の間に一体感が生まれ、ゲームの盛り上げに役立ちます。

ライブ配信のメリット

次にライブ配信のメリットをお伝えします。イベントやライブコマースなどで広く活用されているライブ配信。具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

●わかりやすい
わかりやすさが、まず大きなメリットです。動画は、紙媒体に印刷されたテキストや静止画像よりはるかに多い情報量を伝えられます。また、配信者側は視聴者の反応を見ながら伝える内容をリアルタイムで修正できますし、視聴者も不明点はその都度、質問できるので、理解のしやすさという点では、収録済みの動画より上でしょう。

●視聴者のエンゲージメントを高められる
リアルタイムで視聴者とコミュニケーションを取れるため、エンゲージメントを高められる点もメリットです。そもそもライブ配信の視聴者の多くは、商品やサービスに一定以上の関心を持っているユーザーです。積極的にコミュニケーションをとることで、一歩進んだアプローチが可能になるでしょう。

●コストダウンができる
ライブ配信に高額な機材は必要なく、PCやスマホ(アプリ)があれば容易に行うことができます。会場を借りきって大掛かりな説明会を開く必要がないため、人、時間、交通費、会場費などのコストを大幅に削減できるでしょう。また、配信した動画は保存できるので、必要に応じて何度でも見返すことが可能です。

●同報性がある
国内外を問わず、対象者全員に一斉に情報を配信できます。例えば、社内においての情報伝達は、伝達する人やタイムラグによって、うまく伝わらなかったり温度差が生まれたりすることがあります。その点、ライブ配信を活用すれば、同じ人が同じタイミングで同じ情報を送ることができるので、社内で温度差が生じるリスクを軽減できます。

主なライブ配信サイト

YouTube やFacebookなどさまざまなSNSでライブ配信機能がリリースされています。その中でも利用者の多いライブ配信サイトをご紹介します。

●YouTube
YouTubeでは、2010年から4K動画のアップロード配信に対応してきましたが、2016年からはライブ配信のYouTube Liveでも、4K解像度での配信が可能になりました。
また、360度VRのライブ配信にも対応していますので、VR対応のデバイスがあれば、さらに臨場感のある迫力の動画を楽しめるでしょう。
YouTubeライブ配信の代表例には、NASA(アメリカ航空宇宙局)のISS(国際宇宙ステーション)から見た地球の様子などがあります。

●Facebookライブ
Facebookライブの特徴は、配信者がライブ動画の公開範囲を設定し、視聴者の名前などを把握できる点です。関心の高い層に向けて動画を配信できるため、ユーザーのエンゲージメントを高めることができるでしょう。このような特徴から、企業セミナーなどによく活用されています。例えば、マネックス証券ではFacebookライブを使って投資関係の情報などを配信しています。

●Instagram
Instagram Liveはアカウントをフォローしている人を対象にしたライブ配信です。Instagramの動画機能である「Instagramストーリー」と並んで表示されます。Instagram Liveによって、それまで一方通行だったコミュニケーションをインタラクティブに行うことができるので、配信者と視聴者の距離を縮め、親近感を高められます。アメリカのシンガー・ソングライター、ジョン・メイヤーは、ニューアルバムのプロモーションにInstagram Liveを使い、新曲を披露したりファンの質問に答えたりして話題を呼びました。

●Periscope
Periscopeとは、Twitterでライブ配信できる機能です。アカウントを登録すれば、スマホ一つで容易にライブ配信や視聴ができます。コスメブランドの「benefit(ベネフィット)」は、メイク方法のハウツー動画をPeriscopeでライブ配信しました。視聴者はリアルタイムでメイクの質問ができるので、ユーザーの満足度向上に貢献しました。

●Live.me
Live.meはシンプルなUIと操作性の良さが人気のライブ配信アプリです。3タップで簡単にライブ配信が行える点に加え、「SNOW」のような顔認識スタンプやプレゼントなど独自機能が充実している点も特徴です。
操作性の良さと美しい画質を活かして、九州の芸能プロダクション3社が合同で人材発掘のためのオーディションを行いました。居住場所に関係なく、ライブ配信を使って誰でも簡単に選考へ応募できるというものです。従来とは異なるオーディションの形として注目されます。

ライブ配信は、スマホ時代にピッタリの新サービス

スマホがこれだけ浸透した時代にあって、ライブ配信機能はマーケティングに活用しやすいサービスです。視聴者と同じ時間、同じ体験を共有することで、新規顧客の開拓や既存顧客との関係強化に役立てられるでしょう。企業にとっても、多くのユーザーと直接つながる機会は、それほど多くありません。企業のマーケターの方は、ライブ配信の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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