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会社紹介のツールとして、動画を活用するのは当たり前の時代になりました。
会社紹介といえば昔はパンフレットでしたが、それが公式サイトのテキストに変わり、現在では動画が多用されています。業務内容、経営方針、社内の雰囲気、働いている社員の様子といった項目は、テキストなら膨大な文字数を要しますが、動画なら数分でテキストの数十倍以上伝えられます。
では、クオリティの高い会社紹介の動画を作るにはどうすれば良いのでしょうか?
今回は会社紹介の動画を制作する際のポイントと、魅力的な動画の実例をご紹介します。この記事を参考に、企業やブランドイメージに合わせた飛び切りクールな動画を作りましょう。

【目次】
1. 会社紹介に動画制作が効果的な理由
2. 会社紹介の動画を制作するときのポイント
3. 動画を活用した会社紹介の実例
4. 会社紹介の動画制作は、戦略が重要

会社紹介に動画制作が効果的な理由

会社紹介のための良質な動画コンテンツを作れば、企業のイメージアップにつながり、商品やサービスに親近感が生まれます。その理由は次の通りです。

●社内の様子や仕事内容が伝わりやすい

社内の様子や仕事内容を求職者に伝える際、パンフレットだけで十分なリアリティを持たせるのはなかなか難しいものです。社内を見学してもらえればわかりやすいのですが、見学には採用側・求職者双方に手間やコストがかかります。
ところが、社内の雰囲気や企業風土、仕事内容を伝える映像が1本でもあれば、求職者は容易に企業の内側を知ることができ、そこで働くイメージをつかみやすくなります。

●商品・サービスの内容を明確に伝えられる

テレビCMでは15秒か30秒という限られた時間の中でしか、商品やサービスの内容を伝えられません。しかし、動画なら時間に制限なく商品やサービスの魅力を伝えることができます。さらに、自社の公式サイトだけでなく、YouTubeなどに動画をアップすれば、たくさんの人に視聴される可能性が高まります。

●B to B企業の認知度が上がりやすい

B to C企業なら商品やサービスを通じてユーザーに名前や業務内容を知ってもらえますが、B to B企業の場合は、そうした機会がなかなかありません。
しかし、知名度の高い会社のほうが、クライアントへの営業でも人材の採用面においても何かと有利です。
そこで、最近では動画を活用してアピールに努めるB to B企業が現れています。印象的な動画を作成することでB to C企業のような親近感が生まれ、業務内容だけでなく企業そのものに興味を持ってもらいやすくなるでしょう。

会社紹介の動画を制作するときのポイント

会社紹介は企業イメージを損ねないことを意識すると同時に、キャッチーな面も併せ持っていないと、「つまらない」「センスがない」と思われて、逆にマイナス評価を受けてしまうおそれもあります。
ターゲット層に合わせて説得力のある動画を作るポイントをお伝えします。

●ブランドイメージを明確に

会社紹介動画の最重要ポイントのひとつです。例えば、高級商品を販売している会社であればステイタス感のある動画、先進的なサービスを提供している会社であればスタイリッシュな動画、身近な商品を販売している会社であればユニークさのある動画など、ブランドイメージに沿った動画を作ることで、会社に対する理解度や親近感が深まります。

●ターゲティングを明確に

ターゲットを絞らずに動画を作ってしまうと、予算をかけたのに「興味を持てない」「結局何が言いたいのかわからない」「記憶に残らない」という結果を招きがちです。「社員を採用したい」「商品やサービスを紹介したい」「企業を知ってもらいたい」という目的別に「誰に見てもらうのか」というターゲティングを最初に行いましょう。

●リアルで魅力的なストーリーに

若いユーザーは動画を見慣れています。リアルさに欠けると、すぐに「ウソ」を見抜かれ、悪い評判が立ったり炎上したりするリスクもあります。動画の登場人物は実際に勤めている人にしましょう。社内の様子や仕事内容も、良く見せようとして綺麗事でまとめるのではなく、大変なところもネガティブな印象を持たれないように配慮しながら示しましょう。
また、事実の羅列だけでは興味を持って動画を見てもらえなくなりますので、ストーリー性を持たせることもポイントです。

動画を活用した会社紹介の実例

参考にしたい会社紹介動画を3つご紹介します。いずれも知名度の高い企業ですが、動画を見ると、商品や業務内容、企業風土をより詳しく知ることができます。

●ネスレ×スカイマーク

『第一話』「踊る大空港、(略)」【ネスレシアター】

航空会社のスカイマークがネスレ日本と組んだ共同プロジェクトの一環として作られた動画です。
「(スカイマークは)いまだミニスカートのイメージを払拭できないでいる!」と、以前騒動になった客室乗務員のミニスカ制服の話題を最初から持ち出すという、パンチの効いた問題提起で物語が始まります。
新しいスカイマークの魅力を伝える手段としてショートムービーを作成しようと広告会社の人間と広報が現場を巻き込んで大奮闘。その過程でネスレ日本と共同で始めた新たなサービスや、スカイマークの企業理念などを視覚的にアピールしていきます。
8分強と長めの動画ですが、人気ドラマのパロディを用いるなど、笑えるネタを随所にちりばめているため、飽きにくい作りになっています。つい、最後まで見てしまうと話が終わらないまま終了。続編へと視聴者を導きます。

●三井物産

「PROGRESS」三井物産 採用コンセプトムービー

動画は新卒のような若い男性の前に会社案内のパンフレットがズラリと並ぶシーンで始まります。男性がその中から「挑戦と創造」と書かれたパンフレットを手に取ることで、三井物産の会社理念がハッキリと理解できます。
新入社員として入った男性は、入社後に任された仕事のことを自らの言葉や、自分が手帳に書いた絵によって表現していきます。
映像の途中では、納期を間違えて失敗してしまうというリアルなシーンも入ります。失敗を糧にして新入社員の男性は数年後に海外勤務を任せられ、帰国後には部下を持つまでに成長します。その後、男性は自分の見つけた課題へと挑戦し、新たなビジネスを創造していくというストーリーです。
採用されたあとのキャリアコースを一人の男性の人生を通して具体的に知ることができる動画です。

●ソフトバンク

ソフトバンクグループ 企業紹介映像「SoftBank talks SoftBank」

「何のために戦うのか」――ソフトバンクグループの創業者である孫正義氏による熱い語りから始まり、その後はソフトバンクの役員や現場の社員が続々と出演。それぞれが自らの言葉で会社の歴史や特徴、魅力を紹介していきます。
言葉を補足するようにイメージ画像や数値、図などが時折使われているので、目と耳でしっかりと情報を頭にインプットできるでしょう。
最後は多数の社員の姿とお馴染みのロゴマークが重なって終了。「力技」「前代未聞」「何をしでかすかわからない」など、社員の語るキーワードが、先駆的な会社であることを印象付けています。

会社紹介の動画制作は、戦略が重要

優れた会社紹介の動画を作ることで、会社の知名度やブランドイメージを高めるだけでなく、優秀な人材の採用や営業利益の向上に役立てることができます。
ただし、ただ動画を作ればいいという時代は終わりました。ブランディングやターゲティング、ストーリー性など戦略を持って動画を制作することが重要です。
まだ、「自社の動画を作ったことがない」「現在の自社動画に満足していない」という人は、クオリティの高い動画を制作すべく、プロの動画制作会社に相談することをおすすめします。

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