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皆さんは、充電式「インパクトレンチ・ドライバー」をご存知でしょうか。工具好きな人はご存知かも知れませんが、一般的にはあまり馴染みが無いかもしれません。充電式インパクトレンチとは、電動工具の一種。ボルトやナットを回す際、手で回すよりも簡単に大きなトルクをかけることができる充電池式のコードレス電動工具です。

この工具は建築工事の現場だけではなく、自動車の整備などでも使用される汎用的なツールで、国内のみならず海外のメーカーでも多くの商品が製造・販売されています。汎用的な商品の場合、どうしても差別化が難しくなるものです。(細かい違いはありますが)同じ工具であってもメーカーが変わると、動画で紹介する方法も異なってきます。同じ用途の使用方法でも提案の切り口が異なると全く違う動画になります。今回はそんな動画の事例をご紹介します。

コードレスインパクトレンチでタイヤ交換(取説編)


コードレスインパクトレンチ(FWR14DGL/FWR18DGL) タイヤ交換
工機ホールディングスチャンネル(旧日立工機)のHiKOKI(ハイコーキ)インパクトトルクレンチでタイヤを交換する動画。メーカーらしく注意事項がまず表示され手順が細かく紹介されています。インパクトトルクレンチは他にも用途が多い工具ですが、具体的な使用方法を紹介することで、これまでエアーインパクトレンチが当たり前だった市場に対してコードレスツールの需要拡大を図ろうとしています。

タイヤ交換にコードレスインパクトレンチ(ドラマ仕立て編)


こちらはドイツのBoschがFacebookで同じくコードレスインパクトドライバーの紹介した動画です。タイヤ交換という同じ用途での使用方法ですが、ドラマ仕立てにすることで、具体的な使い方や注意事項ではなく、概念として新たな利用シーンを提案する切り口となっています。

木工現場での使用用途をアピール


マルチボルト(36V)コードレスインパクトレンチ WR36DC
こちらはHikoki(工機ホールディング)のインパクトレンチのオーソドックスな商品紹介動画。コードレスの機動性にパワフルさを兼ね備えたマルチボルトシリーズで、土台緊結皿座金、羽子板ボルト、コーチボルト等を素早く締付できる新「木工モード」搭載していることをアピール。この動画ではタイヤ交換の使用例は一切紹介さていません。木工作業での使用用途のメリットを軽快なBGMと共に紹介しています。

商品のカタログスペック紹介を中心とした動画


マキタ充電式インパクトドライバ TD171D_TD161D
総合電動工具メーカーのマキタ株式会社のYouTubeチャンネル「MakitaProducts」で紹介されているインパクトドライバ。BGMが無くそれぞれの用途での使い方を細かく紹介し、カタログで紹介しているスペック(仕様)をより具体的に動画で説明しています。ユーザーが商品を理解しやすくすることを主目的として構成されています。

親近感と臨場感が伝わるユーザーレポート動画


Panasonic・18V高トルク充電インパクトレンチ・ユーザーレポート(73)EZ7552
PanasonicPowertoolでは、ユーザーレポートという形で商品を紹介しています。鉄筋工事での現場での職人さんの使い勝手を主な訴求ポイントとして動画で紹介しています。ユーザーの生の声を動画にすることで、より臨場感と親近感が出ます。メーカー側からの一方通行的な情報提供だけではなく、ユーザーのレビューによって信頼性を印象付けています。

複数のユーザーに信頼されている事を表現した動画


INTRODUCING the Hilti SID 4-A22 cordless impact driver
リヒテンシュタインの世界的工具メーカーのHILTI(ヒルティ)。そのヒルティのインパクトレンチの紹介動画(日本語の動画が見つからず英語)は、一つの工事現場で複数の違った分野の職人さんがヒルティのインパクトレンチを使っている様子を紹介しています。一人のレビューではなく、多くの人の信頼を得ていることが伝わります。視聴者に対してヒルティがなければ、ビルの建築現場は成り立たなくなる様な印象を持ってもらうことが出来ます。

まとめ

同じインパクトレンチでもそれぞれ異なる角度から、それぞれオリジナリティのある商品紹介がなされています。「自社の商品やサービスは他社との差別化があまりないので、他と違ったオリジナルコンテンツを作るのは難しい」と言うことは無さそうですね。世界中で使用されている多くのメーカーが作っている商品でも、これだけの違いがあります。まだまだオリジナルコンテンツを作る可能性はありそうですね。

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