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12月6日にThe YouTube Ad of the Year 2018が発表されました。

YouTubeとWebby Awards(※)の審査委員が、2018年のベスト広告の中から7カテゴリ-、42件の広告絞り込みました。この最終選考に残った42のYouTube広告の中から、YouTubeユーザーの7万票によって選ばれた賞です。面白い広告、エンゲージメント促進広告、レッスン広告、映画並みの動画広告他などの7つの分野でそれぞれの1位が選ばれました。

7つのカテゴリーそれぞれの結果をご紹介します

#TheYouTubeAd That Deserves Best Picture


Gatorade Heart of a Lio
(TBWA|CHIAT|DAY Los Angeles, OMD & Resolution Media)
日本語で表現するのが難しいカテゴリーですが、「ベスト映画に値するYouTube広告」とでも訳されるのでしょうか。照明、カメラアクションなど大画面で見るに値する映画っぽい広告です。
このカテゴリーで選ばれたのは、ゲータレードの広告です。サッカーのスーパースターのレオ・メッシが人生のインスピレーションを語っているこのアニメーション短編映画は4分以上もあります。見入るコンテンツで強力なストーリーであれば、長くてもユーザー惹きつけ、ブランド構築に役立つ例です。

#TheYouTubeAd That Taught Me


Nintendo’s Nintendo Labo – Make, Play, & Discover
(Leo Burnett, Blue449)
チュートリアル、ハウツーや商品レビューをコンテンツとした広告カテゴリー。
日本でも今年話題なった「ニンテンドーラボ」。これまでのテレビゲームの2次元の枠を超えた3次元のゲームの楽しみ方を表現した広告です。新しい価値観を宣伝するときに使える手法です。

#TheYouTubeAd That Rewrites the Rules


Bonobos’ Evolve The Definition
(Observatory, Exverus)
新しい価値観のカテゴリー。伝統的で時代遅れの社会的期待に逆らってどのように成果を上げられるかを表現しています。bonobosの “Evolve the Definition”は、社会的期待に反する広告です。90秒間のこの広告は、男性という伝統的な定義に挑戦しています。

#TheYouTubeAd That Makes Me 🤣


McDonald’s’ Speechless Thoughts with Charles Barkley
(We Are Unlimited, OMD)
笑わせてくれる動画カテゴリー。マクドナルドの30秒間の「Speechless Thoughts with Charles Barkley」は、マクドナルドのハンバーガーを楽しんでいるときに、いつもは騒がしい毒舌家でもあるNBAのスーパースターのチャールズ・バークレーが無言になってしまい、ついに笑顔になってしまう、そんな動画広告です。

#TheYouTubeAd That Frees Your Inner Gamer


World of Warships’ You Haven’t Played World of Warships Yet?!
日本でもYouTubeの広告で見た方多いワーシップサーガーの広告がゲーム広告のカテゴリーで選ばれました。

#TheYouTubeAd That Turns an Ad into Action


Nectar’s Make America Sleep Again
(BlackBoard Studios)
動画広告をみて、ユーザーのクリックスルーを誘発するなどのエンゲージメントを高める広告カテゴリーで選ばれたのは、Nectarの「Make America Sleep Again」。この広告は、TrueView広告に表示される[今すぐ購入]ボタンをクリックするなど、視聴者に関与して行動を起こさせる広告の中で選ばれました。

#TheYouTubeAd That Has Six Appeal


Groupon’s Save Money on Groupon!
(O’Keefe Reinhard & Paul)
”6秒間で如何にアピール出来るか”というカテゴリーで選ばれたのは、グルーポンの広告でした。このグルーポン広告は「Grouponでお金を節約しよう!」という強烈なイメージを全面にアピールした広告になっています。

まとめ

このYouTube広告のランキングは、絶対的な動画広告ランキングというわけではありませんが、YouTubeのコンテンツを見ている消費者が共感しているということは事実です。それぞれのカテゴリーで選ばれた動画広告は、日本とは文化環境が違うユーザーによって選ばれているので、日本市場ではそのまま横展開出来ないかもしれません。一方で普遍的な人の関心をここで選ばれた動画広告から見出すことは出来ます。デジタルコンテンツの視聴者の感情的なつながりを作り出すマーケティング戦略には、消費者が投票した動画広告の要素に注目して見ることが必要かもしれませんね。

※1996年に開始されて以降、国際デジタル芸術科学アカデミー (IADAS) によって毎年主催され、優れたインターネットに贈られる賞である。(wiki)

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