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2018年12月1日から新4K8K衛星放送が始まります。家電のチラシにも4K対応テレビやビデオカメラの宣伝が増えています。またYouTubeでも4Kの動画が増えています。動画コンテンツや広報担当の方々は、企業として自社の動画の4K対応を検討されている方も多いのではないでしょうか。

4Kとはハイビジョンを超える超高画質の映像であることは理解しているのですが、突然上司からハイビジョンと何が違うのか聞かれ、その違いの説明を求められると少し戸惑うのではないでしょうか。そこで今回は、突然上司に4Kの説明を求められてもしっかり説明出来るように、4Kの定義、そしてメリットやデメリットをおさらいしておきましょう。

4Kとは


4Kとは、現行ハイビジョンの4倍の画素数で、横に3840画素、縦に2160画素、全体で829万4400個の画素が敷き詰められています。これにより、高精細で臨場感のある映像を実現することができます。 そして8Kは現行ハイビジョンの16倍の画素数です。画素数が増えることで、画像の立体感も増し、臨場感のある映像になります。4Kの「K」は1000の意味です。画素数が3820で約4000であるため、4Kと呼ばれることになったのです。

違いを見比べる


4Kのリッチ映像を配信しているNature Relaxation Films社の「FLYING OVER KAUAI (4K) Hawaii’s Garden Island | Ambient Aerial Film + Music for Stress Relief 1.5HR」です。YouTubeの画面右下、「設定」で画質(解像度)を変更することができます。ハワイのこの映像では、森林の中にあっても1本1本の木の違いが鮮明にわかります。パソコンで見る際、フルスクリーンで見るとその違いが鮮明になります。

4K 映像

ノーマルYouTube映像

その他4Kの特徴

解像度が上がり4Kになると他にはどんなことが可能のなるのでしょうか。

映像の色の域が広がる
ハイビジョンと比べ、表現可能な色の範囲が大幅に拡大することにより「実際に見える色」に近い表現が可能となり、綺麗さに違いが出てきます。

高速表示が可能
4Kになることでハイビジョンよりも高速化できます。これによって動きの速い映像(スポーツなど)であっても「ぼやけず」「なめらかに」表示することが可能となります。

輝度が上がる
映像で表現できる明るさの範囲が大幅に拡大し、より現実に近い明るさの表現が可能となります。また、色や明るさの変化がなめらかになり、より自然な映像となります。

4Kのデメリット

容量が増える
4Kになることで動画のファイル容量が大幅に大きくなります。それにより編集に時間がかかります。映像内の情報量が多く、編集にも高スペックの機材が必要になります。

緻密な計画が必要になる
鮮明な表現が可能となったため、粗い部分も鮮明に映し出されます。その為、撮影を始める前に緻密な撮影計画が必要となります。そして編集等の各技術分野でも、より緻密な作業が必要になるため、対応するスタッフ数が若干増えます。

4K配信のメディアが少ない
YouTubeでも4Kに対応するなど、映像配信分野も進化しています。しかし4Kで視聴できるモニターなどを所持している人がまだ少ないのが現状です。ハイビジョン対応機器が視聴者に行き渡っていないため、4Kの能力を100%発揮できていないのが現状です。

企業動画の用途で4Kにした方が良いもの

  • TVCM:4K配信されるテレビ放送のCMは、4K映像で提供する必要があります。
  • 記録映像:企業の歴史や記録は、将来的に映像を加工する可能性が高く、映像として質の良い状態で保存しておく必要があります。
  • サイネージ:現時点ではすべてのサイネージを4K映像にする必要はありませんが、短時間の映像を繰り返し継続的に映す内容のものは4K映像にすることで、他より目立ち注目されることになります。最近の展示会では、映し出す映像も一つだけではなく、ブース内に複数のモニターで異なった映像を映し出すケースが増えています。他のブースとの差別化となるように、一番目立つ場所は4Kで制作すると良いかもしれません。

まとめ

4Kが何ゆえ高画質なのか、何が4Kの特徴でありメリットやデメリットはどうなのか、についておさらいしてみました。
なんとなくわかっていることでも、実際に説明するとなるとちょっと戸惑うものです。いつも使っている用語で、当たり前だと思っている言葉でも今一度調べ直してみると新しい発見があるかもしれません。

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