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社員研修には動画の活用がおすすめです。
動画なら一度制作すれば繰り返し使えますし、ネット環境のあるところなら世界中で同じ内容を視聴できます。
では、新入社員の早期戦力化やマネジメント層の管理職研修には、どのような研修動画を導入すれば良いのでしょうか。
今回は研修動画を導入する目的やメリット、実際に研修動画を制作する際に参考になる動画の事例をご紹介します。

【目次】
1. 研修動画の目的とメリット
2. 研修動画の3つの種類
3. いつでも学べる!研修動画の実例
4. 研修動画の活用で社員のパフォーマンス向上を

研修動画目的とメリット

研修動画を制作する目的とメリットについてお伝えします。社員研修には紙のテキストではなく、動画の活用が圧倒的にわかりやすく効率的です。

●研修動画を制作する目的
・社員研修の効率化
目的の一つは、社員研修の効率化です。研修には、新入社員に対するビジネスマナー研修をはじめ、主任・係長・課長・部長など役職別に行うマネジメント研修、役員研修などさまざまな種類があります。
ほかにも、営業・企画・経理・人事など職種別の研修や、業務に必要なツールの理解を促す研修も行われます。
こうした研修では従来、テキストが配布され、学校の授業のように講師が指導するのが常でした。しかし、研修動画を活用すれば、講師のスケジュールに関係なく、全国各地、いつでも、何回でも同じクオリティの研修を行えます。

・企業のビジョンや戦略の共有
企業のビジョンや戦略の共有にも研修動画は便利です。会社がどの方向を向いて進んでいるのか、その中で自分の働き方はどうあるべきかといったことを社員に認識させるには、ビジョンの設定がとても大切です。クリエイティブな研修動画を活用すれば、社長が社員一同を前に熱弁を振るうよりも興味をもって受け止められるでしょう。現在のビジョンだけでなく、30年先までのビジョンを動画に収めている会社もあります。

●研修動画のメリット
研修動画を活用すると視覚と聴覚で同時に学習できるため、マニュアルなどが書かれた紙のテキストよりも高い学習効果を期待できます。
また、一度制作すれば繰り返し使用できるので、コストパフォーマンスが高く、開催時間、開催場所、参加人数の自由度が高い上、研修内容を毎回一定のレベルに保てることも研修動画のメリットです。

一方、講師が登壇して行うセミナー形式などの研修では、講師のレベルによって受講者の学習効率が上下して、成果がコストに見合わない結果になることがあります。
ほかにも、開催ごとに講師のスケジュールを押さえる手間がかかり、外部に講師を依頼すればコストも高くなりがちです。

研修動画の3つの種類

研修動画には大きく「セミナー式の研修動画」「研修用に撮影した動画」「社員の研修風景を撮影した動画」の3種類があります。それぞれのポイントをお伝えします。

●セミナー式の研修動画
「セミナー式の研修動画」は講師を呼んで行ったセミナーなどを撮影して、そのまま研修用の動画にしたものです。撮影することで1回限定のイベントが、繰り返し視聴できる研修用の動画に変わります。
撮影方法は会場の後方正面に三脚を立ててカメラを設置し、開始から終了まで撮影し続けるのが一般的です。カメラの設置場所はイベントの開始前に確保します。
撮影中はバッテリーが途中で切れないか、メモリーカードなど記録媒体の容量が足りるかといった点にも注意を払い、撮影が中断するのを防ぎましょう。

●研修用に撮影した動画
ビジネスマナーや営業電話のかけ方、クライアントとの対面でのやり取りのロールプレイングなどを撮影した動画です。
テーマとする内容について外部の専門家や社内の担当者がカメラの前で説明したり実演したりするのを撮影します。ほとんどのケースでセミナー式の動画より実践的な内容になっていて、聴衆はいません。事前に出演者や撮影内容を決めておく必要があるので、簡単な台本や絵コンテなどがあると制作をスムーズに進められるでしょう。

●社員の研修風景を撮影した動画
有名なのは、厳しい新人研修や管理職研修の様子を収めた動画です。参加した人たちには、ハードな研修を乗り越えたという一体感や緊張感を共有させることができます。また、次に入社する人に先輩の姿を見せ、社風や仕事の厳しさを伝えることも可能です。

いつでも学べる!研修動画の実例

研修動画の実例をご紹介します。自社で制作する際の参考にしてください。

●新入社員のための報連相の基本‐PHP研究所の社員教育・研修(PHP Institute)

新入社員向けの「報連相」の基本を学ぶ約5分間の動画です。新入社員・取引先の担当者・上司の3人を中心としたドラマ仕立てで、トラブルが発生したときの報告方法などを紹介します。
ミスのポイントとなったシーンを後半で振り返り、具体的にどう対応すればよかったのかを解説しているので、納得感が高く、わかりやすい構成です。

●法人営業に携わる全ての人が学んでおくべき考え方(GLOBIS知見録)

グロービス経営大学院とオンライン動画学習サービスの「スクー」による法人営業のスキルアップを目的とした動画です。
法人営業で押さえておくべきポイントを個人営業との違いから解説していきます。講師による講義が約30分、オンライン受講者との質疑応答にも約30分の時間がとられており、受講者の疑問が解消しやすい構成です。

●全社員の戦力化を支援する! ~早期戦力化のためのメンター力強化~(東芝OAコンサルタント)

東芝OAコンサルタントの社員による新入社員向け・メンター向けの即戦力強化セミナーの様子を撮影した研修動画です。
研修動画として視聴者が見やすく学習しやすいように、講師の映像を小さく、研修資料のパワーポイント資料を大きく表示しています。
説明中の項目に合わせてグラフやモデル図を多用するのも特徴です。新入社員がつまずきがちなポイントや、新入社員が定着・成長するメンターの在り方などについて詳しく解説されます。

研修動画の活用で社員のパフォーマンス向上を

研修動画のメリットは、コストパフォーマンスの高さや研修クオリティの標準化だけではありません。興味を引きやすい内容で構成し、アニメーションや音楽を活用して視覚や聴覚に働きかけることで、学習効果の向上や研修中のモチベーション維持に大いに力を発揮します。
社員研修にまだ動画を導入されていない企業のご担当者様は、研修動画の制作と活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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