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社内共有や学校の業務行事記録などの映像を特定の人だけに情報伝達したい場合、公には配信出来ない内容が含まれるため、動画の公開範囲を制限することが必要な場合があります。そんな時に、Vimeoのプライバシー設定を活用すると簡単にパスワード制限などの動画の公開制限をかけることができます。

前回、「担当者になったら必ず読んでおきたい、失敗しない社内コミュニケーションのための動画制作」の記事で、動画を上手に社内コミュニケーションに活用する事をご紹介しました。ただ、企業が行う社員用の研修、商品説明やマニュアルなどの情報は外部に公開出来ないものも沢山あります。また、有料会員や特定の顧客だけを対象に動画を紹介したい場合、学校の行事などで生徒や児童が写っている動画は一般公開することができません。

そこで今回はVimeoを使った動画の限定公開を行う場合のポイントをご紹介します。

動画の限定公開が必要となるケース

どんな時に動画の限定公開を行う必要性があるでしょうか。動画の限定公開を行うシチュエーションとしては、以下の様なケースが考えられます。

社内向けの限定公開

  • 社内情報を含む社員教育の動画を営業所や支店などに共有して視聴するケース
  • 社長のメッセージやメディア取材時の動画などを社員だけに限定公開するケース
  • 公開前のウェブCM、テレビCMを重要クライアントだけに紹介するケース
  • 在宅勤務の人や契約販売代理店などに新商品やサービスの研修動画を限定公開するケース

学校内限定で動画を共有

  • イベントや特別授業などの動画を、学校の生徒だけに限定公開するケース
  • 学校行事などで生徒が写っている動画を生徒や保護者だけに共有するケース

特定顧客へのサービス

  • セミナーの参加者限定でセミナー動画を公開するケース
  • 商品購入者限定で当該商品のマニュアル動画を公開するケース
  • 学習塾、予備校、専門学校での授業内容や自習教材に動画を活用するケース

などが、考えられます。

Vimeoでできること

Vimeoでは無料のベーシックからライブストリーミングが出来るVimeoプレミアムまで用途ごとに5つのグレードが別れています。

Vimeoプランの比較

Vimeo Basic Vimeo Plus Vimeo PRO Vimeo Business Vimeo Premium
主な用途 トライアル 趣味・セミプロ向け プロフェッショナル向け チームや企業向け 高度な動画用
料金 無料 700円/月 2,000円/月 5,000円/月 7,500円/月
アップロード 週500MB 週5GB 週20GB 週制限なし 無制限のライブストリーミング配信
年間最大5GBまで 年間最大250GBまで 年間最大1TBまで 年間最大5TBまで 最大 7TBまで

動画をたくさんアップロードしたいなら、Plusにアップグレードすると、一週間に5GB、またPROにアップグレードすれば、一週間に20GBの4K Ultra HD動画をアップロードすることができ、これらの容量は毎週リセットされます。Vimeo Businessにアップグレードして制限なく5TBまで動画をアップロードできます。
(参照:https://vimeo.com/jp/upgrade

Vimeo Pro以上であれば、以下のプライバシー設定が可能です。

  1. 動画にパスワードをかけることができる
    動画を再生するためにパスワードが必要となります。
  2. 特定のドメイン(URL)だけに動画の再生を制限することができる
    どのサイト(ドメイン)に動画を埋め込むか選択出来ます。 — vimeo.comからも非表示にすることができます。
  3. ダウンロードの制限
    動画のダウンロードが出来なくなるように設定できます。
  4. コメント枠の設定
    視聴者が動画にコメントを入れることができないように設定できます。
  5. プライベートリンクの共有
    指定されたプライベートリンクを所有している人だけが動画を見ることができるように設定できます。Vimeo.com上で一般のユーザーは視聴することができません。
  6. No index設定
    検索エンジンに載らない様に設定することができます。

Vimeoの公開制限の設定方法

  1. マイページの”動画の管理”で公開を制限をしたい動画を選択し”設定”を開きます。
  2. プライバシー設定を開きます。
  3. プライバシーの詳細を設定して保存します。

これだけで公開制限の設定が完了です。

まとめ

YouTubeは利用者が日本だけでも5000万人と言われ、制限なく無料で動画をアップロードできます。そのため認知度アップの用途には適しています。しかし、今回のケースの様に公開制限が必要な場合は、Vimeoの方が使い易い動画配信ツールです。どの会社でも社内のインフラが充実し、その運用が安価で容易に出来れば良いのですが、必ずしもそのような環境があるわけではありません。他にも公開制限をかけることができる動画配信ツールは有りますが、Vimeoは世界中で広く認知され、利用されているWebサービスですので、うまく活用して自社の動画による社内コミュニケーションをもっと円滑に進めてみてはいかがでしょう。

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