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動画によるコンテンツマーケティングを実施している企業が増えてきています。特にSNS投稿の動画などは自社内で撮影や編集を行っている企業もあると思います。「ビデオ撮影が趣味だから」、「最近のスマホは画質が良いから」、「急ぎで予算がないから」など様々な理由であまり準備をせずに、動画を内製している企業もあるのでは無いでしょうか。

確かにスマホやパソコンは高性能化し、動画編集ソフトの普及などもあり、動画を手軽に作る機会が増えています。ちょっとした動画なら、今手元にあるものを工夫するだけでも、結構まともな動画が作れると思い実際に作ってみてはいるが、どうも素人っぽさが抜けない。そんな経験をされた方も多いのでは。

プロと同じ高価で高性能なカメラで撮影し、高機能の画像処理・映像編集ソフトを使用しているから、良い動画を作れるとは限りません。もっと基本的なところに注目する必要があったのです。今回は初心者が陥りがちな動画制作のポイントをご紹介します。

これだけはやってはいけない7つの失敗例

  1. 不安定な映像
    家庭用ビデオでも今は4Kモデルの機材が安価で多くありますが、素人が撮ると今ひとつ、というケースがあると思います。その場合の多くは、画質が問題なのではなく、画像のブレが問題となるケースが多いようです。無理して手持ちで撮影せずに三脚を活用することをお勧めします。
  2. 聞き取りにくい音声
    カメラやスマートフォンに付属のマイクは周辺の騒音も拾ってしまいます。声をしっかり録音するためには、マイクを使う必要があります。せっかく動画の内容にユーザーが興味を持っても、ナレーションが聞きづらいとユーザーの関心の妨げになってしまいます。
  3. 内容が多すぎる
    内容が盛りだくさんで伝えようとするメッセージが多く、結局何が言いたいのか伝わらない動画があります。例えば商品紹介の動画では、その商品の魅力を一言で伝えきれずに、いくつものメリットや特徴を連呼してしまい、ユーザーがついていけない場合があります。大切なメッセージは一つにしぼり、そのポイントにフォーカスすることが重要です。
  4. テキストが目立ちすぎる
    動画編集ソフトには、キャプションテキストを入れる機能が付いたものが多くあります。タイトルやキャプションを目立つようにと大きく入れたり、コントラストの強い色にしたり、特徴的なフォントを使ったりすると、全体の調和が取れず素人っぽくなります。テキストは目立ちすぎないモノにしながらも、しっかりと伝わる様に配置する必要があります。
  5. 背景に余計なものが写っている
    撮影に集中していると周りが見えなくなるものです。オフィスでインタビューを撮影する際に、インタビューされている人の後ろに営業成績が書いてあるホワイトボードが写っていたり、何人もの人が背後を横切ったりすると、見ている人は気が散って動画の内容に集中できなくなります。
  6. 画像が暗い
    室内の撮影によくあるケースとして、画像が少し暗くて顔がはっきりしない動画や、明るい窓を背にして撮影した人の顔が影になってよく見えない動画等は、見ている人に不快感をいただかせる事があるので注意しましょう。しっかりと照明を当てたり、自然光を上手に使ったりすることで格段と映像が見やすくなります。
  7. エフェクトの多用
    映像編集に慣れてくるとエフェクトを使いたくなります。エフェクト=プロっぽいではありません。むしろ、エフェクトの多用は素人ぽい映像になり見づらさを誘発します。エフェクトを多様するのではなく、シナリオや構成に忠実に、伝えたい映像コンセプトから軸足を外さず編集を進め、どうしても行き詰まった時にエフェクトを使うようにしましょう。

参考動画

今回ご紹介した「初心者が陥りやすい事例」を見ることが出来る参考動画をご紹介します。


YouTubeのチャンネル登録者数が200万人以上いるユーチューバーのPeter McKinnon(ピーター・マッキノン)氏が紹介する「良い動画を撮るための簡単に出来る5つの方法」(視聴回数約150万回)でも今回ご紹介した内容と重なる事例が動画で見られます。

やはりこういうものは動画で見ると分かりやすいですよね。

まとめ

動画制作で使用するツールや機材は技術の進歩に伴い、素人でも簡単に使いこなすことができるようになってきました。その一方で、ビジネス用途で動画を制作する場合には「見づらいリスクの回避」や「失敗を未然に防ぐ」といったプロのノウハウが必要になってきます。ビジネス用途で最も重要なことは、大切なメッセージがしっかりと伝わるという事です。

聞きづらいナレーションや見にくい画像、目立ちすぎるテキストなどにユーザーの意識がいってしまい、伝えたいメッセージにユーザーの注意が向かなくなると、本来の目的達成から遠ざかってしまいます。

企業のマーケティング担当者は、コンテンツマーケティングで最も重要であるコンテンツ(アイデア)部分に注力し、その他の制作部分は外部のプロを活用することを検討しても良いのでは無いでしょうか。

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